【WCS2019ウルトラシリーズ】オーガレッククチート

「構築グラフィック」

はじめに

自分が歴代一好きなルールで歴代一好きな構築で且つ今まで使った中で歴代一強いと思っている構築を紹介します。

最初に断っておくと構築の6分の4は他者の見真似です。


構築経緯

「カイオーガ」「レックウザ」「メタグロス」「カプ・レヒレ」「ガオガエン」「トゲデマル」

2019年6月中旬、PJCS2019でねっち氏が使っていた構築を見て強そうだと思い、配信に映った情報を元に再現する。

これを使って2019年のAuckland Special Event(当時ニュージーランドで一番大きかった大会)で3位に入賞する。

先発「カプ・レヒレ」「ガオガエン」、後発「カイオーガ」「レックウザ」の選出をとにかく気に入って、残りの2枠を剣盾発売後も考察し続けた。

「カイオーガ」入りと対「グラードン」入りは上記の選出で満足していたので、残りの枠で「レックウザ」「ゼルネアス」「ルナアーラ」「ウルトラネクロズマ」いずれか2体を採用した構築を対策したかった。

「メタグロス」では対「レックウザ」「ゼルネアス」は満足していたが、対「ルナアーラ」には出しづらかった。

その辺の対面は自分の「レックウザ」の役割が薄く感じていたので、「カイオーガ」+裏メガ枠+何か+「カプ・レヒレ」or「ガオガエン」を選出する予定で色々考えていたら、自分の一番好きなポケモンである「クチート」がぴったりはまる事に気づいて即採用。

さらにトリックルーム役として環境の様々なポケモンに強く出れる「ウツロイド」を採用。

そして構築が完成。

「カイオーガ」「レックウザ」「クチート」「カプ・レヒレ」「ガオガエン」「ウツロイド」


個別解説

「カイオーガ」

カイオーガ

ゲンシカイキ後:198(180)-139(-)-119(68)-221(4+)-181(4)-142(252)

性格:ひかえめ

特性:あめふらし→はじまりのうみ

持ち物:あいいろのたま

技:しおふき こんげんのはどう れいとうビーム まもる

 

調整

S 準速

全ての相手に選出するので、配分は数値の効率重視

 

普通の準速カイオーガ

後発から出して有利な状況下で詰めるのが最も強いが、意表を突いて先発に出して相手を削る役も担当出来る。

 

「レックウザ」

レックウザ

メガシンカ前:212(252)-171(4)-122(92)-153(-)-135(100+)-123(60)

メガシンカ後:212(252)-201(4)-132(92)-180(-)-146(100+)-143(60)

性格:しんちょう

特性:エアロック→デルタストリーム

持ち物:フィラのみ

技:ガリョウテンセイ しんそく つるぎのまい まもる

 

調整

H 4n (カプZ被弾できのみ発動)

S 準速90族+1

耐久調整先

B±0

「メガレックウザ」A232(252)こだわりハチマキガリョウテンンセイ耐え(83.9%〜99.5%)

「イベルタル」A176(196)ダークオーライカサマZ耐え(82.5%〜97.6%)

B-1

「ゲンシグラードン」A242(156+)ドラゴンクロー耐え(78.3%〜92.4%)

「メガレックウザ」A232(252)ガリョウテンンセイ耐え(83.9%〜99.5%)

「メガボーマンダ」A197(252)スカイスキンすてみタックル15/16耐え(85.3%〜100.9%)

「イベルタル」ダークオーライカサマ耐え(76.4%〜90.5%)

D±0

「ゼルネアス」C180(100+)フェアリーオーラムーンフォース耐え(83%〜99%)

D-1

「ゼルネアス」C180(100+)フェアリーオーラダブルダメージマジカルシャイン耐え(79.2%〜93.3%)

「カプ・レヒレ」C161(252+)ムーンフォース15/16耐え(84.9%〜100%)

「化身トルネロス」C151(44)ぼうふうZ耐え(76.4%〜90.5%)

「ウツロイド」C179(252)パワージェム耐え(79.2%〜93.3%)

 

耐久ガン振りピンチベリーレックウザ(天才)。

下記のカプ・レヒレガオガエンが整えた場に最も合う型。

こうげき無振り火力アップもちもの無しでも落とせる範囲までカプ・レヒレが削ってくれるので、その分つるぎのまいを最も積みやすい配分ともちものを選ぶ余裕が出来ている。

後発で出す詰め役。

 

「クチート」

クチート

メガシンカ前:157(252)-150(252+)-105-75-76(4)-52(-)

メガシンカ後:157(252)-172(252+)-145-75-116(4)-52(-)

(S個体値6~7)

性格:ゆうかん

特性:いかく→ちからもち

持ち物:クチートナイト

技:じゃれつく アイアンヘッド ふいうち まもる

 

調整

S 4振りモロバレル+1

A ぶっぱ

残り耐久

 

嫁ポケ。

型は一般的なトリルアタッカー。

後発で出す詰め役。

 

「カプ・レヒレ」

カプ・レヒレ

176(244)-72(-)-136(4)-116(4)-151(4)-150(252+)

性格:おくびょう

特性:ミストメイカ

持ち物:カプZ

技:ムーンフォース こごえるかぜ しぜんのいかり ちょうはつ

 

調整

H 2n (いかりのまえばしぜんのいかり被弾でゲージ変色)

S 最速

残り耐久

 

最速カプZレヒレ(天才②)。

多くの相手カイオーガの上からしぜんのいかり(orカプZ)を打てたり、多くの相手ゼルネアスの上からちょうはつを打てるのがとても強い。

先攻ちょうはつは後攻くろいきりと違って、相手ゼルネアスがジオコントロールを選択していなくても有効。

ちょうはつは他にもまもるを封じてカプZを確定させたり、ルナアーラツンデツンデワイドガードトリックルームを封じるのにも役立つ。

ガオガエンのサポートがあるのと、場に長居しなくても役割が遂行できる構成であるおかげで耐久力を素早さに回す事が出来ている。

主に先発で出して、裏のポケモンで詰められるように場を仕立てる役。

 

「ガオガエン」

ガオガエン

202(252)-136(4)-144(164+)-90(-)-118(60)-84(28)

性格:わんぱく

特性:いかく

持ち物:とつげきチョッキ

技:フレアドライブ DDラリアット とんぼがえり ねこだまし

 

調整

H 2n (いかりのまえばしぜんのいかり被弾でゲージ変色)

S 最遅90族-1

耐久調整先

B

「ゲンシグラードン」A242(156+)ダブルダメージだんがいのつるぎ耐え(83.1%〜99%)

「メガレックウザ」A232(252)こだわりハチマキガリョウテンンセイ耐え(80.6%〜95.5%)

D

「ゲンシカイオーガ」C226(44+)HP100%ダブルダメージしおふき耐え(80.1%〜95%)

 

わんぱくチョッキガオガエン

1ターン目後攻とんぼがえり、もしくは1ターン目ねこだましからの2ターン目とんぼがえりして終盤にもう一度出したいので、攻撃を確実に1,2発耐えるのに最も適した配分ともちものを選択。

主に先発で出して、裏のポケモンで詰められるように場を仕立てる役。

 

「ウツロイド」

ウツロイド

184-52(-)-68(4)-179(252)-151-170(252+)

性格:おくびょう

特性:ビーストブースト

持ち物:きあいのタスキ

技:パワージェム ヘドロばくだん トリックルーム まもる

 

調整

C ぶっぱ

S 最速ゼルネアスを抜ける最速

 

主に先発で出すトリックルーム役。

相手の先発でよく出てくるねこだましが効かないルナアーラの前でも動きたいのできあいのタスキを選択。


戦い方

基本選出

先:「カプ・レヒレ」「ガオガエン」

後:「カイオーガ」「レックウザ」

カイオーガグラードン入りはこの選出。

カプ・レヒレガオガエンで場を整えて、カイオーガレックウザで詰める。

読まれそうで変化をつけたい場合はガオガエンカイオーガの位置を入れ替える。

 

トリル選出

先:「ガオガエン」「ウツロイド」

後:「カイオーガ」「クチート」or「カプ・レヒレ」

相手にカイオーガグラードンがいない場合はこの選出。

基本的に基本選出とやる事は同じで、先発で場を整えて後発で詰める。

モロバレルがいなければ裏はクチート。いる場合は選出を読んでカプ・レヒレとの選択。

相手にルナアーラツンデツンデワイドガードが使えるポケモンがいる場合はちょうはつが使えるカプ・レヒレを特に出したい。1戦目でワイドガードがなさそうなのを確認したら2戦目以降パワーのあるクチートを出す。

読まれそうで変化をつけたい場合は、裏にクチートがいる場合のみガオガエンカイオーガの位置を入れ替える。

 

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございます。

オフへ足を運ぶ際には必ず3DSを持っていきますのでその時は対戦よろしくお願いいたします。